ウェブアンケートの利点

 ある労働組合(以下、A労組と記します)の例をお話しします。
 A労組は全国組織の個人加盟の労働組合で、各地方に9つの地方本部、その下位組織として支部があり、総数で55の支部があります。
 A労組では、組合員の労働条件調査をアンケート形式で行っています。
 アンケート結果は集計し、集計結果は冊子にして組合員に配布しています。
 過去は、紙ベースのアンケート調査を行っていましたが、現在ではそれをウェブアンケートに替えています。
 また、ウェブアンケートに加えて労働条件調査集計システムも開発しています。
 紙ベースのアンケート調査とウェブアンケート&労働条件調査集計システムにおける手順を比較すると以下のようになります。
 

No. 紙ベースのアンケート調査
(カッコ内は要する時間)
ウェブアンケート&労働条件調査集計システム
(カッコ内は要する時間)
1 本部でのアンケート作成(原稿作成と印刷依頼)(数時間) 本部でのウェブアンケートによるアンケート画面作成(数時間)
2 本部での各地本へのアンケート用紙送付作業(数時間) ウェブアンケート入力画面を公開(数週間)
3 各地本での支部へのアンケート用紙送付作業(数時間)
4 各支部での個々の組合員へのアンケート用紙配布(数日)
5 個々の組合員によるアンケート記入(数週間)
6 各支部でのアンケート用紙の回収(数日)
7 各支部での回収したアンケート用紙の本部への送付(数時間)
8 本部でのアンケート用紙の入力作業(外部委託)(数日)
9 本部でのアンケート集計(Excelで表を作成)作業(外部委託)
(数週間)
ウェブアンケートよりアンケートデータをダウンロードし、労働条件調査集計システムにより集計および集計結果のpdf(版下)出力(数分)
10 集計結果を印刷所へ印刷(冊子作成)依頼(数時間) 集計結果のpdfを版下として印刷所へ印刷(冊子作成)依頼(数時間)
11 印刷所において版下を作成し印刷、支部への発送(1週間) 印刷所において印刷、支部への発送(数日)

 上記の薄い赤で示した部分は、ウェブアンケートおよび労働条件調査集計システムの導入により削減された部分です。
 見たいただいて分かる通り、時間とコストが大幅に削減されました。 

 上記の例でも分かる通り、ウェブアンケートを利用することにより、一般的には規模が大きければ大きいほど、より多くの時間とコストの削減が図られます。

販売元:株式会社きかんし WEB事業部 03-5534-1139
開発元:企業組合コンピュータユニオン